ヴァイオリンとヴィオラのレッスン
初心者から大学レベルまで、あらゆるレベルの生徒のヴァイオリンとヴィオラのレッスンを行っています。
レッスン場は ミシガン州のオケモス・イーストランシング近辺にあります。ミッドランドやアルマ近辺にご在住の生徒さんたちは、下記をご覧ください。レッスンに来られない生徒さんに対しては、ズームでオンラインレッスンも実施しております。
日本人の生徒さんの場合は英語でも日本語でもレッスンができます。
レッスンは一回25分か55分で、普通は一週間に一回でスケジュールを組みます。
音楽はあなたにとってどんな意味を持っていますか
あなたにとって音楽をする目的は何でしょうか
音楽とはあなたにとって何でしょうか。レッスンを受けることによるヴァイオリンや音楽のゴール又は目的はどこにあるのでしょうか。これらの質問を生徒さんは見過ごしてしまうことが多いようです。ヴァイオリンが弾けたらいいな、とか、学校のみんなに遅れを取らないようにレッスン受けなきゃ、という理由は当然結構ですが、やり始めは長い目でみたゴールが良く見えていないことがあります。始めたばかりなのですからそれも当然のことです。これから先の旅がどれほど楽しく、苦しく、そして満足感と達成感に満ちたものなのかをまだ経験してないのですから。
ヴァイオリンを弾くというのは正しい音を弾けばいいということではありません。ただ弓を動かせばいいということでもなく、指が速く動けば上手ということでもありません。
音楽というものは一生をかけて勉強をしていくものです。長く勉強をすればするほど深さが見えてきます。そして考えを深めれば深めるほど音楽の奥深さも広がっていくものです。
一流のヴァイオリニストにならなくても音楽という芸術、そしてヴァイオリン芸術を理解することはできます。いったい作曲家が書いた音にどのような意味を込めたのかということをいつも考えていると、だんだんと音それ自体を超えた先の何かが見えてくるようになります。そしてそれこそが音楽の醍醐味であります。音の性格、色、空気が感じられるようになれば、音楽を作ることができるようになります。音楽はあなたの心と共鳴し、音楽を通して表現しようとしていることが特別で身近なものに感じられるようになってきます。
教育メソードとスタイル
メソード
音階の他にシュラディエックやクロイツェルなどのエチュードを使いますが、特に決まったメソードを使ってレッスンをするわけではありません。一人一人の生徒さんの違いや強みによってレッスンの形は変わってきます。
生徒さんにはみんな長所と短所があります。それぞれの生徒さんと接し、何が一番必要かを見極め、教師、ヴァイオリニストとしての経験と知識からどうすればその生徒が効率的に問題を解決できるかを考えながらレッスンをしております。ですから数人の生徒さんが同じ曲を勉強しているときでもそれぞれ学ぶポイントが違うことがあります。例えば、一人の生徒さんは音程やリズムに重点をおいて曲を勉強しますが、もう一人の生徒さんはもっと音楽的に弾くことに重点を置いて勉強をするということになったりします。
細部にこだわることの大切さ
レッスンでは細部を重要視します。具体的にどうすればいいのかを説明することなくおおまかであいまいなコメントをすることはあまりありません。レッスン中の指示は具体的で、一小節、又は一音の音色、アーティキュレーション、節回しなど改善すべき箇所にピンポイントで取り組んでいきます。あいまいで大まかな音楽的指示を与えることも時々はありますが、それはどうすればいいのかを生徒に考えさせる能力を養うとき、またはすでに生徒がその方法を知っているときに限ります。
効率的な練習法の助長
レッスン中に以下のような会話をすることがよくあります。
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このパッセージを弾いたとき何を感じますか。理想的にはどんな風に鳴ればいいと思いますか。
- 技術的に考えて、どうすればその理想の響きになるでしょうか。
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どのようなテクニックを使うのがいいでしょうか。そのテクニックをどう使えは理想の響きに近づきますか。
- そのテクニックが適当であると考えるのは何故ですか。
このような質問をすることによって、生徒さんたちは一つ一つのフレーズを自分は一体どう弾いているのかということを考え始めます。それまではあまり深く考えず、音とリズムを正しく弾いて、なんとなくフレージングを加えた物足らないレベルの音楽を弾いていたのが、一音一音に至るまでどう弾くのがいいのかということを考え始めるようになります。このような問答を毎週繰り返すうちに、生徒は曲を学ぶときに学術的な観点にたって自分の演奏を分析できる演奏家へと成長していきます。そしてこのことはより効率的な練習習慣、それから構築性のある知的な演奏にもつながっていきます。
大人の生徒さん達
大人だけどヴァイオリンを習い始めたい方、しばらく弾いてなかったけどまた弾き始めようを思っていらっしゃる方、そういう大人の生徒さんのレッスンも喜んで承っております。大人向けのレッスンは子供向けとは少し手法を変えてレッスンをします。
大人の生徒さん達にはとにかく楽しんで学んでいただくこと、それをまず念頭に置いてレッスンをします。厳しいレッスンを望まれるならそれでも構いませんが、もっとリラックスした雰囲気で生徒さんが望まれるレベルで楽しくレッスンをすることもできます。音階や練習曲も学びますが、そういうことをあまりせず、もっと曲を弾きたいと望まれる生徒さんにはそういう方向でレッスンを進めていくことになります。教師として、生徒さんの技術的進歩に最善だと思うことを提案いたしますが、それを受け入れられるかどうかは生徒さん次第ということが大人の生徒さんとのレッスンでは重要になってきます。いやいや練習するよりは、進歩は少し遅くても楽しくヴァイオリンを弾いていることの方が特に大人の生徒さんには大切です。
大人の生徒さん達とはレッスンでデュオ曲を弾くこともしばしばあります。これも技術的進歩よりも音楽を人と一緒に作っていくことの喜びを感じていただくためのレッスン法です。
必要条件
生徒さんたちには、年齢を問わず、以下のことに同意して頂いた上でレッスンを致します。
- レッスンを真剣に受けること。
- ヴァイオリン・ヴィオラを学ぶことに貪欲であること。
- 毎日の練習を欠かさないこと。
以上を満たすことのできる生徒さんであればレベルを問わず喜んでレッスンをさせて頂きます。
ミッドランドとアルマの生徒さん達
アルマ大学の生徒を教える傍ら、ミッドランドとアルマ近辺にご在住の大学生以外の生徒さん達も大学にてレッスンをしております。
お問い合わせ
レッスンをご希望の方はどうぞ下記のEメールアドレスへご連絡ください。